初日7-2、2日目5-1で通算12-3。最終順位は51位だった。
デッキは赤緑タイタンシフト。
7 《山/Mountain》
3 《森/Forest》
4 《燃えがらの林間地/Cinder Glade(BFZ)》
2 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》
4 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》
4 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(ONS)》
3 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ONS)》
4 《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》
4 《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》
4 《風景の変容/Scapeshift(MOR)》
3 《召喚士の契約/Summoner’s Pact(FUT)》
4 《遥か見/Farseek(RAV)》
4 《不屈の自然/Rampant Growth(TMP)》
4 《明日への探索/Search for Tomorrow(TSP)》
4 《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
4 《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss(TSP)》
3 《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》
2 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage(DKA)》
2 《神々の憤怒/Anger of the Gods(THS)》
2 《忘却石/Oblivion Stone(MRD)》
1 《猛り狂うベイロス/Rampaging Baloths(ZEN)》
1 《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed(DGM)》
2bye
R3 エスパー影 〇〇
R4 タイタンシフト 〇×〇
R5 バントスピリット 〇××
R6 グリクシス影 ××
R7 クラシックアブザン 〇〇
R8 エルドラトロン 〇〇
R9 青赤ストーム 〇×〇
R10 エルドラトロン×〇×
R11 バントエルドラージ×〇〇
R12 白黒コントロール×〇〇
R13 グリクシス影〇〇
R14 青黒トロン〇×〇
R15 タイタンシフト〇〇
デッキ構築時の仮想敵として、2byeを抜いた13回戦のうち、死の影系に2回、エルドラージトロンに2回、土地コンボに2回、ドルイド無限マナコンボを擁したカンパニー系に2回、その他に5回当たることを想定していた。またその他のうち、Skred、サン&ムーン、ランタンコントロールのように複数の置物で妨害してくるマッチが最低1回はあると予想した。
一般的なリストとの大きな違いは、メインの2マナ圏に《探検/Explore(WWK)》や《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》ではなく《不屈の自然/Rampant Growth(TMP)》を使用しているのと、サイドボードの《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss(TSP)》、《忘却石/Oblivion Stone(MRD)》、《猛り狂うベイロス/Rampaging Baloths(ZEN)》、 《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed(DGM)》。
探検やカルニはそれ単体では確実な加速が見込めず、特にマリガンを一度でも挟むと探検はただのサイクリング、カルニはアクティブになるまで長いターンを要して結局意味がなくなってしまう。高速化が進んだ現在のメタでは1ターンのラグが致命的になるので、ブン回りのパターンは消えるが常に安定した効果が見込めるランパンに至った。
酸苔は主にミラーマッチの先手後手入れ替え用。もちろん、土地コンボ全般や遅いコントロールにもサイドインする。先後手入れ替えの用途としては《裂け目の突破/Through the Breach(CHK)》や《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》がよく知られているが、前者はタイタンとの2枚コンボが前提となりハンデスに一層弱くなる、後者は固め引きするリスクがあって用途も狭く、また《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix(BNG)》やカルニハートを割れることからエンチャント破壊は意外とサイド後に飛んでくる(というか他に入れ替えるものがなくて仕方なくメインに残すor入れる場合がそこそこある)ので噛み合いが起こりやすい、といった理由で切った。
ランデスという意味では《塵への崩壊/Crumble to Dust(BFZ)》はサイドに2~3枚入っているリストをたまに見るが、このカードは実質的にトロン専用枠でミラーマッチではそんなに強くない。3ターン目に《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》を根絶したところでお互いに1ターンを消費するだけにすぎず、それが決定打となる可能性は低い。うっかり《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》を割れた日には大喜びだが、GPレベルの大会ともなれば相手も最大限のケアを図ってくるはずだしそんなラッキーは期待するだけ無駄だ。
石、ベイロス、ルーリクサーは《血染めの月/Blood Moon(9ED)》を積んだプリズンデッキを想定した。《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》と月を同時に置いてくるようなサン&ムーンに1枚ずつエンチャントを割るような展開では《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger(SOI)》の奥義到達に到底間に合わないし、Skredの《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》も同じだ。だったらそれらの置物が並ぶことを承知の上で、その上から勝つプランを用意する方が賢明だと思った。石はずらりと並べられたエンチャントとPWを月の制限の上から吹き飛ばす。ベイロスは5枚目のタイタンとして即死こそ狙えないが十分なフィニッシャーになりえるし、ルーリクサーは《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》やナヒリに耐性があり、ストーム系のコンボデッキ相手には4ターン目に出す分にはタイタンよりも強い。あとは地味な副次的効果だが、タイタンが《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》で全て抜かれても緑パクトの価値が残るようになった。
残りのメインボード、サイドボードは一般的なものばかり。そもそもタイタンシフト自体が固定パーツの塊のようなものだから当然ではあるが。
75枚の中に墓地をメタる置物が4枚以上ほしくて、役割を散らすのと枠の制約上でメインにレリック、サイドに檻。稲妻は死の影やエルドラージトロンに弱いから要らないという声もあるけど、本来有利が取れるはずのカンパニー系デッキにあっさり無限コンボを決められて負けるのは癪なので4枚が板。メインの相性が五分~微不利のバーンや親和にも強いカードなので。
使用デッキをタイタンシフトに絞ったのは2週間ぐらい前だった。もともとスケシ系のデッキはずっと使っていて素地はあったので、GWが明けるころまではそれ以外のデッキを満遍なく触っていた。本命の死の影やエルドラージトロンから、それこそ絶滅危惧種に分類されるようなジェスカイ隆盛コンボ・青緑感染に至るまで範囲を広げた。白緑trap-bridgeとかいう正真正銘の化石のようなデッキすら掘り起こしてきたりもした。
結局最後に残ったのが緑トロンで、一時期の勝率は8割を超えていた。グリクシス死の影にも安定して勝てていたのでこれでGPに出ようかと思った時もあったが、グリクシスに狩りつくされて絶滅したと思っていたジャンド影が意外と多く生き残っていたのと(グリクシスと違ってジャンドの方には最後まで負け越しだった)、最初は勢いがよかったものの確変が終わって勝率が並程度に収束してきたこともあって、トロンを止めて、慣れたタイタンシフトに戻ることにした。まあこれでPPTQを抜けたこともあるし最後は情。
デッキが決まってからはさわけんにデッキ丸ごとMOのカードを借りてひたすら修行。GPとはいえtier3にすら入らないような想定外のデッキに当たる可能性も十分あるので、トナプラにも潜ってローグ相手との練習もしておいた。
リストは大枠はかなり早い段階で決まったけど、サイドボードの数枚 (というか月デッキがうんたらの枠)は前日まで悩んだ。月デッキのことは無視してサイドに《虚空の杯/Chalice of the Void(MRD)》4枚をとり死の影を強烈にメタる案もあったけど、チャリスがべらぼうに高くMOでは全く試せていなかったので博打に出るのは回避した。当日朝になって知ったのだが、直前トライアルでサン&ムーンが大勝していたのは予想外だった。メタゲーム上の立ち位置は悪くないからそれなりに勝つとは思っていたが想定以上の台頭で、本戦で当たらなかったのは正直ラッキーだった。
今回はリストをすぱいしーにシェアしていて、メイン1枚サイド3枚ぐらい違っているけど大枠は同じの構成で参加した。彼は相性が超不利な青緑感染に遭遇するなどの不運もあって成績は芳しくなかったけど、デッキの構成はよかったと褒めてくれて嬉しかった。
自身の成績だが、マネーフィニッシュとはいえちょっと悔しい。13-2したかった。GP千葉(12-3)、静岡(9-4ドロップ)と違ってそれなりの練習を重ねた上で参加したのだからなおさらだ。ただ、負けた3つのうちR5、R10 は明確なミスを犯していて、それがなければ勝っていたかもしれない(R6は相手が最強のブン回り×2だったのでどうしようもなかった)。もし次に国内でモダンのGPがあるなら、今回よりさらに練習を積んで、本番で一片のミスもないような終わり方ができるようにしたい。
デッキは赤緑タイタンシフト。
7 《山/Mountain》
3 《森/Forest》
4 《燃えがらの林間地/Cinder Glade(BFZ)》
2 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》
4 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》
4 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(ONS)》
3 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ONS)》
4 《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》
4 《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》
4 《風景の変容/Scapeshift(MOR)》
3 《召喚士の契約/Summoner’s Pact(FUT)》
4 《遥か見/Farseek(RAV)》
4 《不屈の自然/Rampant Growth(TMP)》
4 《明日への探索/Search for Tomorrow(TSP)》
4 《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
4 《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss(TSP)》
3 《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》
2 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage(DKA)》
2 《神々の憤怒/Anger of the Gods(THS)》
2 《忘却石/Oblivion Stone(MRD)》
1 《猛り狂うベイロス/Rampaging Baloths(ZEN)》
1 《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed(DGM)》
2bye
R3 エスパー影 〇〇
R4 タイタンシフト 〇×〇
R5 バントスピリット 〇××
R6 グリクシス影 ××
R7 クラシックアブザン 〇〇
R8 エルドラトロン 〇〇
R9 青赤ストーム 〇×〇
R10 エルドラトロン×〇×
R11 バントエルドラージ×〇〇
R12 白黒コントロール×〇〇
R13 グリクシス影〇〇
R14 青黒トロン〇×〇
R15 タイタンシフト〇〇
デッキ構築時の仮想敵として、2byeを抜いた13回戦のうち、死の影系に2回、エルドラージトロンに2回、土地コンボに2回、ドルイド無限マナコンボを擁したカンパニー系に2回、その他に5回当たることを想定していた。またその他のうち、Skred、サン&ムーン、ランタンコントロールのように複数の置物で妨害してくるマッチが最低1回はあると予想した。
一般的なリストとの大きな違いは、メインの2マナ圏に《探検/Explore(WWK)》や《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》ではなく《不屈の自然/Rampant Growth(TMP)》を使用しているのと、サイドボードの《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss(TSP)》、《忘却石/Oblivion Stone(MRD)》、《猛り狂うベイロス/Rampaging Baloths(ZEN)》、 《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed(DGM)》。
探検やカルニはそれ単体では確実な加速が見込めず、特にマリガンを一度でも挟むと探検はただのサイクリング、カルニはアクティブになるまで長いターンを要して結局意味がなくなってしまう。高速化が進んだ現在のメタでは1ターンのラグが致命的になるので、ブン回りのパターンは消えるが常に安定した効果が見込めるランパンに至った。
酸苔は主にミラーマッチの先手後手入れ替え用。もちろん、土地コンボ全般や遅いコントロールにもサイドインする。先後手入れ替えの用途としては《裂け目の突破/Through the Breach(CHK)》や《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》がよく知られているが、前者はタイタンとの2枚コンボが前提となりハンデスに一層弱くなる、後者は固め引きするリスクがあって用途も狭く、また《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix(BNG)》やカルニハートを割れることからエンチャント破壊は意外とサイド後に飛んでくる(というか他に入れ替えるものがなくて仕方なくメインに残すor入れる場合がそこそこある)ので噛み合いが起こりやすい、といった理由で切った。
ランデスという意味では《塵への崩壊/Crumble to Dust(BFZ)》はサイドに2~3枚入っているリストをたまに見るが、このカードは実質的にトロン専用枠でミラーマッチではそんなに強くない。3ターン目に《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》を根絶したところでお互いに1ターンを消費するだけにすぎず、それが決定打となる可能性は低い。うっかり《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》を割れた日には大喜びだが、GPレベルの大会ともなれば相手も最大限のケアを図ってくるはずだしそんなラッキーは期待するだけ無駄だ。
石、ベイロス、ルーリクサーは《血染めの月/Blood Moon(9ED)》を積んだプリズンデッキを想定した。《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》と月を同時に置いてくるようなサン&ムーンに1枚ずつエンチャントを割るような展開では《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger(SOI)》の奥義到達に到底間に合わないし、Skredの《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》も同じだ。だったらそれらの置物が並ぶことを承知の上で、その上から勝つプランを用意する方が賢明だと思った。石はずらりと並べられたエンチャントとPWを月の制限の上から吹き飛ばす。ベイロスは5枚目のタイタンとして即死こそ狙えないが十分なフィニッシャーになりえるし、ルーリクサーは《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》やナヒリに耐性があり、ストーム系のコンボデッキ相手には4ターン目に出す分にはタイタンよりも強い。あとは地味な副次的効果だが、タイタンが《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》で全て抜かれても緑パクトの価値が残るようになった。
残りのメインボード、サイドボードは一般的なものばかり。そもそもタイタンシフト自体が固定パーツの塊のようなものだから当然ではあるが。
75枚の中に墓地をメタる置物が4枚以上ほしくて、役割を散らすのと枠の制約上でメインにレリック、サイドに檻。稲妻は死の影やエルドラージトロンに弱いから要らないという声もあるけど、本来有利が取れるはずのカンパニー系デッキにあっさり無限コンボを決められて負けるのは癪なので4枚が板。メインの相性が五分~微不利のバーンや親和にも強いカードなので。
使用デッキをタイタンシフトに絞ったのは2週間ぐらい前だった。もともとスケシ系のデッキはずっと使っていて素地はあったので、GWが明けるころまではそれ以外のデッキを満遍なく触っていた。本命の死の影やエルドラージトロンから、それこそ絶滅危惧種に分類されるようなジェスカイ隆盛コンボ・青緑感染に至るまで範囲を広げた。白緑trap-bridgeとかいう正真正銘の化石のようなデッキすら掘り起こしてきたりもした。
結局最後に残ったのが緑トロンで、一時期の勝率は8割を超えていた。グリクシス死の影にも安定して勝てていたのでこれでGPに出ようかと思った時もあったが、グリクシスに狩りつくされて絶滅したと思っていたジャンド影が意外と多く生き残っていたのと(グリクシスと違ってジャンドの方には最後まで負け越しだった)、最初は勢いがよかったものの確変が終わって勝率が並程度に収束してきたこともあって、トロンを止めて、慣れたタイタンシフトに戻ることにした。まあこれでPPTQを抜けたこともあるし最後は情。
デッキが決まってからはさわけんにデッキ丸ごとMOのカードを借りてひたすら修行。GPとはいえtier3にすら入らないような想定外のデッキに当たる可能性も十分あるので、トナプラにも潜ってローグ相手との練習もしておいた。
リストは大枠はかなり早い段階で決まったけど、サイドボードの数枚 (というか月デッキがうんたらの枠)は前日まで悩んだ。月デッキのことは無視してサイドに《虚空の杯/Chalice of the Void(MRD)》4枚をとり死の影を強烈にメタる案もあったけど、チャリスがべらぼうに高くMOでは全く試せていなかったので博打に出るのは回避した。当日朝になって知ったのだが、直前トライアルでサン&ムーンが大勝していたのは予想外だった。メタゲーム上の立ち位置は悪くないからそれなりに勝つとは思っていたが想定以上の台頭で、本戦で当たらなかったのは正直ラッキーだった。
今回はリストをすぱいしーにシェアしていて、メイン1枚サイド3枚ぐらい違っているけど大枠は同じの構成で参加した。彼は相性が超不利な青緑感染に遭遇するなどの不運もあって成績は芳しくなかったけど、デッキの構成はよかったと褒めてくれて嬉しかった。
自身の成績だが、マネーフィニッシュとはいえちょっと悔しい。13-2したかった。GP千葉(12-3)、静岡(9-4ドロップ)と違ってそれなりの練習を重ねた上で参加したのだからなおさらだ。ただ、負けた3つのうちR5、R10 は明確なミスを犯していて、それがなければ勝っていたかもしれない(R6は相手が最強のブン回り×2だったのでどうしようもなかった)。もし次に国内でモダンのGPがあるなら、今回よりさらに練習を積んで、本番で一片のミスもないような終わり方ができるようにしたい。
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