調子に乗ってスイスラウンドの試合まで訳してしまった。なんという暇人。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gphan09/day1#12
私はずっと「片方は立ち続け、片方は崩れ落ちる」という試合を待っていた。ここまで共に無敗という齋藤vs van Medevoortの一戦はまさにそれだ。ただ、van Medevoortは足を怪我しているのか松葉杖を付いていて、見ていてちょっと痛々しい。このまま両足とも折れて崩れ落ちてしまうんじゃないのか。
1ターン目から斎藤がフェッチランドから《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》を導き、次のターンにはそれをレッドゾーンに突撃させるのを見てvan Medevoortはげんなり。それに《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》が続いたが、van Medevoortは《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》でその伝説の装備品を打ち消す。しかし斎藤の《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》に対する回答は無く、ゲームを早くも終わらせにかかった。
斎藤の攻撃でvan Medevoortのライフは12になるが、彼はそれに全く動じていない様子で、《島/Island(ALA)》、《涙の川/River of Tears(FUT)》、《変わり谷/Mutavault(MOR)》と並べる。《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》には《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》を合わせ、斎藤の手札が2枚しかなくなったことで嬉しそうなvan Medevoort。彼は2枚目の《変わり谷/Mutavault(MOR)》を追加してターンを終了する。
再び斎藤が攻撃した所で、対応して《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant(FUT)》で《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》をバウンスし《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》をブロック、相打ちに取ることを迫る。van Medevoortは何とかターンを稼いだが、次にその怪物が場に戻ってきた時、それは《野生のナカティル/Wild Nacatl(ALA)》のおまけ付だった。van Medevoortは自身のターン中には何も行動を起こさず、斎藤の攻撃に合わせて《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》をプレイ。《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda(CHK)》を確認し、その打ち消されない火力を追いやりつつ《野生のナカティル/Wild Nacatl(ALA)》と相打ちした。
《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》が《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda(CHK)》をキャッチするも、斎藤は笑顔で勇丸2号機を追加。ありがとう《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》!van Medevoortは《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》を待機し、それが解ける時が来ることを祈った。
カウントダウンが始まった。幻視を待機したことで、今のvan Medevoortは2枚の《変わり谷/Mutavault(MOR)》を同時に起動した上で《激浪の研究室/Riptide Laboratory(ONS)》を活用することができない。まず斎藤は《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》で《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を除去し、《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》と2体の《変わり谷/Mutavault(MOR)》の交換を迫った。今や両者共にトップデッキにすがる状態に入っていた。van Medevoortが《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を引き当て、それはブロックも手札に回収することもできるため、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》を引かずとも彼の方が先に優位に立ったように思える。一方で斎藤はじっと手札を貯め続け、まず戦闘でvan Medevoortのライフを3に落とし、さらに《炎の印章/Seal of Fire(DIS)》をプレイ。それには《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》が待ったを掛けようとしたのだが(このちっぽけな妖精は今や万能の存在だ)、そこを狙い打った斎藤の《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》が勝負を決めた。
Tomoharu Saito 1 – 0 Robert van Medevoort
Game2は両者共に初手をキープ。van Medevoortは先手を取れたことで、キープ基準を少し下げることができた。彼の初動は《蒸気孔/Steam Vents(GPT)》をタップインで置くというものだったが、対戦相手のそれは《聖なる鋳造所/Sacred Foundry(RAV)》をフェッチしてからの《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda(CHK)》という、より痛いスタートだった。2ターン目は両者共に大きな動きを起こさなかったので(van Medevoortは《激浪の研究室/Riptide Laboratory(ONS)》を置いたが)、実質的な次の行動と言えば3ターン目の斎藤の《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》だった。それは《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》で打ち消され、van Medevoortは土地を置いてエンド。ここまでずっと勇丸に噛まれているvan Medevoortだが、彼は斎藤の脅威に対する準備を怠っていなかった。まずは《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant(FUT)》、そして2枚目の《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》に対する《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》だ。ヴェンセールが《激浪の研究室/Riptide Laboratory(ONS)》で回収されるに当たって、斎藤の攻めはやや遅すぎたのではないか、という気がしてきた。何せvan Medevoortのライフはまだ14もあるのだから。van Medevoortは《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》で斎藤の手札が《硫黄の渦/Sulfuric Vortex(SCG)》×2、《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》×2、《平地/Plains(ALA)》であることを確認したが、それをブロッカーに回そうとはしない。突然のダメージレースの宣戦布告である。現在のライフは12対15と斎藤がややリードしていることを考慮した上で、彼は《硫黄の渦/Sulfuric Vortex(SCG)》を設置した。
van Medevoortはそれとは違ったゲームプランを思い描いているようだった。彼はフルタップで《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を呼び出すが、これに対応して斎藤の《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》が《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》に飛ぶ(一応言っておくけどライフゲインはできないからね)。2体目の《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》が出てきて、それは2枚目の《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》を奪っていった。斎藤は2枚目の《硫黄の渦/Sulfuric Vortex(SCG)》と《野生のナカティル/Wild Nacatl(ALA)》をプレイしてターンを終了。なんてクレイジーなダメージレースなんだ!
van Medevoortの《不忠の糸/Threads of Disloyalty(BOK)》を受けて斎藤の表情はしかめっ面。彼がフェッチランドを起動したことで、両者共に残りライフは6になった。そうしてまで《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》を引く確率を上げにかかった斎藤だが、そんな宝探しが彼にできるはずもなかった。《硫黄の渦/Sulfuric Vortex(SCG)》と合わせて、彼の方が先に死んでしまうんだから。
Tomoharu Saito 1 – 1 Robert van Medevoort
もし今のように斎藤が顔を平手打ちするようなら、それは良い兆候だと言っていいだろう。この日本人はGame3の先手の獲得に成功したわけで、速攻を求めて神に祈る。フィーチャーマッチエリアの反対側では、彼の旅の同行者でもあるPoY中村修平が厳しい戦いに追い込まれているようだが、果たして日本チームはここヨーロッパの地で無敗を継続することが出来るのだろうか。
斎藤の初動は《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》をフェッチしての《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》と良い感じ。対するvan Medevoortは《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》をX=1で設置するものの、そんなの関係ねぇと斎藤は2体目の《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》を追加する。ライフを14にまで落とす代償にvan Medevoortは爆薬で場を一掃することが叶い、斎藤が3枚目のフェッチランドからマナを導き《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》を召喚しても、マナに余裕のあるvan Medevoortは《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》で悠々とカウンター。
爆薬の炸裂後、斎藤は3枚目の《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》を発見した。・・・が、残念にもそれは《不忠の糸/Threads of Disloyalty(BOK)》され対面に付き、彼には《炎の印章/Seal of Fire(DIS)》を追加するしかできない。斎藤が息切れを起こす一方で、van Medevoortは2枚の《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》を待機し支配を確立しにかかる、まさに踏んだり蹴ったりだ。
van Medevoortが《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》で攻撃を続けるのに対し、斎藤はどうすることもできない。《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》を置いて《流刑への道/Path to Exile(CON)》で《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》を除去し、少しでも長く《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》の攻撃に耐えられるようにする。マナフラッドに陥った斎藤は、van Medevoortが2枚の《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》と合わせ1ターンの間に7枚もドローするのを見て(+д+)マズー。van Medevoortは《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》をX=1で置き、ディスカードを宣言した。一体彼の7枚の手札はどれだけ良質なのだろうか。
万全の手札を抱え、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》で盤面を完全に一掃したvan Medevoortは満足のようだ。斎藤の最後の一手を打ち消す《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》は、彼の心を折るには十分だった。
Robert van Medevoort wins 2 – 1!
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gphan09/day1#12
私はずっと「片方は立ち続け、片方は崩れ落ちる」という試合を待っていた。ここまで共に無敗という齋藤vs van Medevoortの一戦はまさにそれだ。ただ、van Medevoortは足を怪我しているのか松葉杖を付いていて、見ていてちょっと痛々しい。このまま両足とも折れて崩れ落ちてしまうんじゃないのか。
1ターン目から斎藤がフェッチランドから《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》を導き、次のターンにはそれをレッドゾーンに突撃させるのを見てvan Medevoortはげんなり。それに《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》が続いたが、van Medevoortは《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》でその伝説の装備品を打ち消す。しかし斎藤の《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》に対する回答は無く、ゲームを早くも終わらせにかかった。
斎藤の攻撃でvan Medevoortのライフは12になるが、彼はそれに全く動じていない様子で、《島/Island(ALA)》、《涙の川/River of Tears(FUT)》、《変わり谷/Mutavault(MOR)》と並べる。《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》には《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》を合わせ、斎藤の手札が2枚しかなくなったことで嬉しそうなvan Medevoort。彼は2枚目の《変わり谷/Mutavault(MOR)》を追加してターンを終了する。
再び斎藤が攻撃した所で、対応して《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant(FUT)》で《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》をバウンスし《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》をブロック、相打ちに取ることを迫る。van Medevoortは何とかターンを稼いだが、次にその怪物が場に戻ってきた時、それは《野生のナカティル/Wild Nacatl(ALA)》のおまけ付だった。van Medevoortは自身のターン中には何も行動を起こさず、斎藤の攻撃に合わせて《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》をプレイ。《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda(CHK)》を確認し、その打ち消されない火力を追いやりつつ《野生のナカティル/Wild Nacatl(ALA)》と相打ちした。
《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》が《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda(CHK)》をキャッチするも、斎藤は笑顔で勇丸2号機を追加。ありがとう《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》!van Medevoortは《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》を待機し、それが解ける時が来ることを祈った。
カウントダウンが始まった。幻視を待機したことで、今のvan Medevoortは2枚の《変わり谷/Mutavault(MOR)》を同時に起動した上で《激浪の研究室/Riptide Laboratory(ONS)》を活用することができない。まず斎藤は《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》で《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を除去し、《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》と2体の《変わり谷/Mutavault(MOR)》の交換を迫った。今や両者共にトップデッキにすがる状態に入っていた。van Medevoortが《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を引き当て、それはブロックも手札に回収することもできるため、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》を引かずとも彼の方が先に優位に立ったように思える。一方で斎藤はじっと手札を貯め続け、まず戦闘でvan Medevoortのライフを3に落とし、さらに《炎の印章/Seal of Fire(DIS)》をプレイ。それには《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》が待ったを掛けようとしたのだが(このちっぽけな妖精は今や万能の存在だ)、そこを狙い打った斎藤の《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》が勝負を決めた。
Tomoharu Saito 1 – 0 Robert van Medevoort
Game2は両者共に初手をキープ。van Medevoortは先手を取れたことで、キープ基準を少し下げることができた。彼の初動は《蒸気孔/Steam Vents(GPT)》をタップインで置くというものだったが、対戦相手のそれは《聖なる鋳造所/Sacred Foundry(RAV)》をフェッチしてからの《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda(CHK)》という、より痛いスタートだった。2ターン目は両者共に大きな動きを起こさなかったので(van Medevoortは《激浪の研究室/Riptide Laboratory(ONS)》を置いたが)、実質的な次の行動と言えば3ターン目の斎藤の《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》だった。それは《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》で打ち消され、van Medevoortは土地を置いてエンド。ここまでずっと勇丸に噛まれているvan Medevoortだが、彼は斎藤の脅威に対する準備を怠っていなかった。まずは《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant(FUT)》、そして2枚目の《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》に対する《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》だ。ヴェンセールが《激浪の研究室/Riptide Laboratory(ONS)》で回収されるに当たって、斎藤の攻めはやや遅すぎたのではないか、という気がしてきた。何せvan Medevoortのライフはまだ14もあるのだから。van Medevoortは《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》で斎藤の手札が《硫黄の渦/Sulfuric Vortex(SCG)》×2、《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》×2、《平地/Plains(ALA)》であることを確認したが、それをブロッカーに回そうとはしない。突然のダメージレースの宣戦布告である。現在のライフは12対15と斎藤がややリードしていることを考慮した上で、彼は《硫黄の渦/Sulfuric Vortex(SCG)》を設置した。
van Medevoortはそれとは違ったゲームプランを思い描いているようだった。彼はフルタップで《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を呼び出すが、これに対応して斎藤の《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》が《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》に飛ぶ(一応言っておくけどライフゲインはできないからね)。2体目の《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》が出てきて、それは2枚目の《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》を奪っていった。斎藤は2枚目の《硫黄の渦/Sulfuric Vortex(SCG)》と《野生のナカティル/Wild Nacatl(ALA)》をプレイしてターンを終了。なんてクレイジーなダメージレースなんだ!
van Medevoortの《不忠の糸/Threads of Disloyalty(BOK)》を受けて斎藤の表情はしかめっ面。彼がフェッチランドを起動したことで、両者共に残りライフは6になった。そうしてまで《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》を引く確率を上げにかかった斎藤だが、そんな宝探しが彼にできるはずもなかった。《硫黄の渦/Sulfuric Vortex(SCG)》と合わせて、彼の方が先に死んでしまうんだから。
Tomoharu Saito 1 – 1 Robert van Medevoort
もし今のように斎藤が顔を平手打ちするようなら、それは良い兆候だと言っていいだろう。この日本人はGame3の先手の獲得に成功したわけで、速攻を求めて神に祈る。フィーチャーマッチエリアの反対側では、彼の旅の同行者でもあるPoY中村修平が厳しい戦いに追い込まれているようだが、果たして日本チームはここヨーロッパの地で無敗を継続することが出来るのだろうか。
斎藤の初動は《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》をフェッチしての《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》と良い感じ。対するvan Medevoortは《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》をX=1で設置するものの、そんなの関係ねぇと斎藤は2体目の《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》を追加する。ライフを14にまで落とす代償にvan Medevoortは爆薬で場を一掃することが叶い、斎藤が3枚目のフェッチランドからマナを導き《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》を召喚しても、マナに余裕のあるvan Medevoortは《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》で悠々とカウンター。
爆薬の炸裂後、斎藤は3枚目の《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》を発見した。・・・が、残念にもそれは《不忠の糸/Threads of Disloyalty(BOK)》され対面に付き、彼には《炎の印章/Seal of Fire(DIS)》を追加するしかできない。斎藤が息切れを起こす一方で、van Medevoortは2枚の《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》を待機し支配を確立しにかかる、まさに踏んだり蹴ったりだ。
van Medevoortが《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》で攻撃を続けるのに対し、斎藤はどうすることもできない。《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》を置いて《流刑への道/Path to Exile(CON)》で《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》を除去し、少しでも長く《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》の攻撃に耐えられるようにする。マナフラッドに陥った斎藤は、van Medevoortが2枚の《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》と合わせ1ターンの間に7枚もドローするのを見て(+д+)マズー。van Medevoortは《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》をX=1で置き、ディスカードを宣言した。一体彼の7枚の手札はどれだけ良質なのだろうか。
万全の手札を抱え、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》で盤面を完全に一掃したvan Medevoortは満足のようだ。斎藤の最後の一手を打ち消す《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》は、彼の心を折るには十分だった。
Robert van Medevoort wins 2 – 1!
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