GP優勝はエルフか。メタのど真ん中が勝つという予定調和的な展開。でも昨日のGPT神戸@西宮は決勝がDemigodStompyと青黒トロンというtier2~3デッキで行われたところから見ると、いろんなデッキに未来がある健全な環境で嬉しい。去年の今頃なんて発掘vsその他っていうクソゲーだったからねー。


 普段ならオラティスがカバレッジの翻訳をやってくれる所なんだけど、就活その他で多忙の生活を送っている(はず)ということでたまには自分でやってみることに。


 彼の翻訳以上に意訳全開で、辞書をほとんど使わなかったから誤訳もたくさんあると思う。試合の流れに関係ない件は勝手に消したり、言い回しも変えたり・・・元本レイプもいいところの訳だけどゆっくりしていってね。



http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gphan09/welcome#3


 ついに決勝ラウンドが始まった。二人のプレーヤーが戦いの舞台に進み、一人はそこから去る。ここ準々決勝では、彼の代名詞でもあるTezzeratorを駆るスウェーデンのKenny Öbergが、オーストリアから来たKarim Bauerとマッチアップされた。彼のデッキはLoam Rockだ。

 Game1は1マリガン後のÖbergへ対するBauerの《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》から開始された。《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker(ALA)》、土地、《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》、《粗石の魔道士/Trinket Mage(5DN)》、《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》が公開され、そこから《粗石の魔道士/Trinket Mage(5DN)》が捨てられる。

 Öbergは《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker(ALA)》を《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》に刻印し、2ターン目に《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》を打てる態勢を整える。次のターンにBauerから《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》が飛んでくるが、これには計画通りそれに対応しての《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》。しかしここで予想外にも2枚のディスカードを強いられることになり、《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》と《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》が墓地に送られる。さらにBauerが《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》を回顧した事で《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker(ALA)》と《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》が墓地に。2ターン目にして早くも手札はゼロ!Öbergにとってこれはお先真っ暗な事態だ。

 Bauerが脅威となる《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》を召喚する一方で、Öbergは2枚目の《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》を獲得した。次のターンに騎士の攻撃でÖbergのライフは10になった。

 Öbergは何も呪文をプレイすることなくターンを渡す。Bauerは《壌土からの生命/Life from the Loam(RAV)》で再び《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》を回顧するが、これには占術の為の《卑下/Condescend(5DN)》が飛び、《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》と《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》をライブラリーの上に残す。《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》でターンを稼ぎ、《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》で《罠の橋/Ensnaring Bridge(8ED)》を見つけることが出来れば・・・しかし彼のデッキはその願いに応える事無く、ÖbergはGame2に向けて素早く準備を始めた。


 Kenny Öberg 0 – 1 Karim Bauer


 Game2の立ち上がりはオーストリア人(Bauer)にとって非常に良くないものだった。彼が1ターン目に何も出来なかったのに対し、Öbergは《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》から再び猛烈な加速をする。2ターン目のBauerのドローステップに《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》が降臨し、それは《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》を奪った。残りの手札にはもう一体の《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》、《真髄の針/Pithing Needle(10E)》、《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》、そして土地といった面々が・・・

 Bauerは《真髄の針/Pithing Needle(10E)》で《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(TSB)》を禁止しターンエンド。Öbergも攻撃後、ずいぶんと嬉しそうな顔付きでターンを返した。《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》がBauerの場に登場したものの、Öbergの2回目の攻撃によってBauerのライフは10に。《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ONS)》によって《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》は5/5にまで育ってはいたが、Öbergの3/1アタッカーのために、あと3ターン以内に彼が死の危険に晒されるわけだ。両者共に引きが弱い中、殴り合いが続く。

 Bauerが2体目の《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》を追加したことで、ダメージレースは一方的に傾いた。Öbergの妖精は殴りに行くことが出来なくなり、《虚空の杯/Chalice of the Void(MRD)》をX=3でプレイすることで《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》を手札に留めさせる、という一見奇妙な選択を迫られる。(←多分《罠の橋/Ensnaring Bridge(8ED)》やそれを探す為の《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》が使えなくなるから)

 Öbergはずっと土地のターン。ようやく《未来予知/Future Sight(ONS)》に辿り着き、そっとライブラリーの上を捲ってみると・・・それは5/5の脅威に対する回答ではなく、彼は投了の意を示す為に手を差し出した。


 Kenny Öberg 0 – 2 Karim Bauer

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