俺だって知っていたさ。ゴブリンが弱いことぐらい。


 《ゴブリンの女看守/Goblin Matron(7ED)》と《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader(APC)》を失い、ゴブリンは嘗て(いつ?)の輝きを失った。もはやゴブリンにエルフやフェアリーに比類する程の力があるとは思っていない。そしてそれ故にその存在は人々の記憶から薄れ、「GP神戸のフォーマットがエクテンだからこの機会にエクテン始めてみるか」というにわかにはこのデッキが如何なる挙動を示すか知らぬ者も多いはず。そこに 情報の非対称性とかいうアドバンテージが生まれるらしいのだか、それが果たしてゴブリンを勝利へと導いてくれる程の物なのか、それは俺にもわからない。


 とはいえ持って生まれた天賦の才(=純粋なデッキパワー)の差は埋められようもないので、そこは努力(=練習)でカバーしなければならない。
 

 しかし現実は非常なもので、誘いの返事は常に「練習?どうせゴブリンでしょ?時間の無駄だからやらない」


 まあ実際のところゴブリンとマッチアップされることを想定して100回デッキを回すよりエルフ戦やフェアリー戦を想定して10回回す方が有意義であることは自明であり、そしてそのゴブリン使いの戦跡が社会的に見て全く需要がないことも自明。


 というわけで先に結果だけ言うと周囲の予想に反する事無く0-2ドロップだったので、「当然の結果」「だから何?」という様にゴブリンに興味のない人はここらでお帰り頂くことにしてそれでもなお続きを知りたい人だけ本日の日記をお楽しみ下さい。


4《山/Mountain(ALA)》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(ONS)》
4《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire(ONS)》
2《変わり谷/Mutavault(MOR)》
3《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》
1《血の墓所/Blood Crypt(DIS)》
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TSB)》
4《スカークの探鉱者/Skirk Prospector(ONS)》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》
3《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder(ONS)》
4《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver(ONS)》
4《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal(TSP)》
4《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief(SCG)》
2《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter(ONS)》
4《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》
4《炎の儀式/Rite of Flame(CSP)》
4《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》
4《繁殖力/Fecundity(8ED)》

4《ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon(LGN)》
3《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator(LGN)》
3《破壊放題/Shattering Spree(GPT)》
3《ヤスデ団/Earwig Squad(MOR)》
2《死亡+退場/Dead/Gone(PLC)》


 前回(GPT神戸@大阪1次)の構成は今思うと疑問の余地がありすぎた。《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder(ONS)》を2枚に減らすとか正気の沙汰じゃなかった。
 

 とりあえず試験的に投入したがただクソ重いだけ生物に終わった《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander(10E)》は《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder(ONS)》に元通り。サイドの《ドラゴンの爪/Dragon’s Claw(10E)》にも対赤バーン戦を脳内で1回やっただけで死ぬほど弱そうな気がしたので消えてもらった。《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》で1対5交換取られるその代償がライフ1点とか釣り合ってないんですけど・・・



R1 バントアグロ ××
1本目
 試合経過をメモってなくて詳しい内容を思い出せないけど、確か1マナ足りずにコンボ開始が叶わず返しで死亡したはず。マナの計算を間違えたとかじゃなくてただ単に足りなかっただけで、多分苦し紛れに《繁殖力/Fecundity(8ED)》を置いてからチャンプアタックしたらたまたま有効牌を引いてきた、とかだと思う。
2本目
 先手2t目に1/1を5体並べるも《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》《トロールの苦行者/Troll Ascetic(10E)》《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk(ALA)》とがっちりされて殴りにいけない。《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator(LGN)》で《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》を除去しようと《変わり谷/Mutavault(MOR)》を起動したところで《バントの魔除け/Bant Charm(ALA)》が谷に飛んできたので《スカークの探鉱者/Skirk Prospector(ONS)》でサクって《繁殖力/Fecundity(8ED)》でドロー。ここでサイクリングのドローと合わせて《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》をツモる事に成功しコンボ開始かと思われたがサクる前に谷からマナを出すのを忘れていたために1マナ足りず返しで死亡。


R2 エルフ ××
 ゴブリンというデッキ自体が人気なのかそれとも物珍しさから来るのか、やけに外人のギャラリーが多かった。
1本目
 相手が先手2マリ、苦悶の表情で5枚キープから1t目《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(10E)》と動いてきたので返しで《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》で焼き殺すがそこから相手は何事もなかったかのように土地が止まるわけでもなく普通に展開してくる。気づいたら相手のコンボの方が先に始まっていて俺にできるのは相手の動きをただ口を開けて眺めているだけで《威厳の魔力/Regal Force(EVE)》で15枚ドローされた辺りで投了。
2本目
 《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》2枚を並べられて《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》を引かれた瞬間に負ける場面。丁度こっちのコンボパーツも揃っていたので意を決してストーム4の《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》からどんどんライブラリーを掘り進んでいく。が、引いてくるのは土地土地儀式モックス土地、かといって一度動き出してしまった以上止まるわけにも行かない。終には《スカークの探鉱者/Skirk Prospector(ONS)》自身までサクってドローに換える、という事態に陥り合計30枚ぐらい引いたにもかかわらず2枚目の《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》に巡り会えずに16点マナバーンで死亡。
 





 やっぱりゴブリンはなかった。全国のゴブリンファンには無礼を承知で言わせてもらうが、あんなのただのマゾデッキだからやめとけって。そんな奇特な人が一体何人いるか定かではないが、自分への戒めの意味も込めて改めて言わせてもらおう。


 ゴブリン使ってる人には、正直、もう他のデッキ使ってくれって言いたいね。それぐらいDirty Kitty(《繁殖力/Fecundity(8ED)》入ゴブリン)の時代は終わってると思う。

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